熊野・伊勢への旅 その1



おととい、1週間の旅から鴨川へ戻ってきた。
1週間とは思えないほど、濃密な時間。
今回もまた、巡礼の旅となった。
昨年の今頃は、ちょうど四国へ旅をした。
あれからもう1年かぁ。。。


7月25日。
マヤ暦でいう「時間をはずした日」。
去年もこの日から旅が始まった。


最初の巡礼は、ヨーガ仲間のみおじと熊野へ。


意外と女らしいみおじは、朝からお弁当をこしらえてきてくれた。
久々再会のちみおも私を覚えていてくれたみたいで、
わおんわおん!!と興奮気味。
嬉しいわぁ〜ん。


川沿いでお弁当をいただくことに。
お弁当めちゃ美味しい!
みおじかーちゃん、本当にありがとう☆






しかし、川の色がすごい。。。青い。。。






ランチ後、紀伊半島を南から北上して、
今噂のアカデミー賞受賞作品"The Cove"の舞台となった和歌山県太地町を通過。
賛否両論の捕鯨問題を描くドキュメンタリー。
私もこないだ東京で観てきたけど、、、
んんん。。。
まるで、mission impossibleとかその手のハリウッド映画を観てる気持ちになった。
エンターテイメントな作品だと思った。
事実は事実で、捕鯨やシーワールドについて私たちは真剣に考えなければいけないし、そのきっかけを与えてくれたインパクトのある「作品」だけど、かなり偏った視点で撮られていると感じた。太地町側の背景や配慮が全くない、一方的で感情的な作品に思えた。


観てない方はぜひ、観に行ってみてください。


まさか、そんなことが行われているとは思えないほど、
ものすごく美しく、静かで、入り組んでいる地形の町。
不思議な感覚だった。。。




太地町を通過後、まず熊野那智大社の別宮で那智の御瀧のある飛瀧神社へ。
ずっと来てみたかった場所。
やっとこれた。
ここは社殿はなく、瀧自体が御神体とされている神社。
かつての自然崇拝の有様を今に伝えている。




で、でかいっっ!!!
133mの大滝。




瀧をずっと見つめていると、
目がやばくなってくる。
まるで、瀧の後ろの岩がぐわぁぁぁん、と動き出しているように見えてくる。
もしかして、本当に動いているんじゃないかと思ってくる。


すべては、自分の眼、心、というフィルターを通して、
自分が見たいようにものごとは見えている。
山や岩は動くもんじゃない、という固定概念のフィルターを外したら、
もしかして、山自体、常に大きく動いているのかもしれない。


そして、「瀧」という字は、水に龍。
ここの瀧は、名前がしめすとおり、水の中を飛ぶ龍なのかもしれない。
この瀧のプラーナが、全身全霊で感じられた。
心が洗われていく。


そして、熊野那智大社へ。
歩いていると、まるで、天照皇大神が今から顕われるような光が。






熊野那智大社と青岸渡寺、神仏が隣り合わせで共存している。










歩き疲れた後は、那智の黒飴アイスクリーム!
その後、今日の寝床探しへ。


いつの間にか三重県まで突入して、
その辺りによさげなビーチを発見。
ここでテントをはることに。






翌日の26日午前10:37に満月だったので、
この日はほぼ満月。






近くのうどん屋でうどんを食べた後、
満月と海に反射する月明かりを見ながら、
ヨーガの先生2人でビールを片手に語った。


もう大分遅い時間になったはずだと思って時計を見ると、
まだ10時過ぎ。


やはり、「時間をはずした日」は、
時間の流れ方がいつもと違う。


というか、時間というものは、概念にすぎない。
時間というものは、存在しないのだ。
「時間をはずした日」は、
それに、ただ、気がつかされる日なのかもしれない。






om shanti





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